バフェットが保有していたIBM株の94%を売却しました

2018年2月14日、ウォーレンバフェットが会長を務めるバークシャー・ハサウェイが、保有していたIBM株の約94%を売却していたことが明らかになりました。

バークシャー・ハサウェイは2011年からIBM株を保有していましたが、6年でIBM株から撤退したことになります。


バフェット(バークシャー・ハサウェイ)保有銘柄の推移


2011年12月時点の保有銘柄

バークシャー・ハサウェイがIBM株を購入した2011年の12月時点では、同社は以下のような割合で株式を保有していました。

IBM株が保有銘柄の9.1%を占めており、IBMから得られるリターンに期待していたことが分かります。


2017年12月時点の保有銘柄

これに対して、今回判明した2017年12月時点のバークシャー・ハサウェイの保有銘柄は上のとおりとなっています。

テクノロジーセクターとしては、IBMには見切りを付け、アップルに注目していることが分かります。

私がIBM株を購入した理由の確認


以前の記事を確認してみると、私は以下の理由からIBM株を購入しています。
  1. 2017年のダウの犬銘柄であるだけでなく、ダウコア10種銘柄、S&Pコア10種銘柄にも該当していること
  2. 1999年から2016年の増配率や直近3年の増配率が高く、今後も安定した配当が見込めること
  3. PERがダウ平均のPER未満であること
  4. 著名投資家のウォーレン・バフェットが最近買い増している銘柄であること
  5. IBMに勤務している友人の勧め

保有するIBM株についての今後の対応


私はNISA口座でIBM株を保有しているため、今回の発表を受けて、IBM株を今後どうするか検討してみました。

上で述べた5つの理由のうち、理由4は、今回の発表によって消滅しました。

しかし、理由1については、IBMは2018年でもダウの犬銘柄、ダウコア10種銘柄、S&Pコア10種銘柄となっています。

なお、2018年のダウの犬銘柄等については、以下の記事に掲載しています。


また、理由2に関連し、1999年から2017年の増配率や直近3年の増配率についても、それぞれダウの犬銘柄中1位と2位となっています。

理由3と理由5についても、2018年時点でも当てはまります。(友人はIBMのワトソンとGoogle等の人工知能との違いを詳細に説明していましたが、私は文系なのでその説明についてはお察しください…)

このように色々と理由を並べてきましたが、なにより、IBMは、売上高が今後は増加に転じる見通しということで、株価上昇の可能性というロマンがあります。

以上から、私はIBMと心中することにしてみました。


今日のまとめ


  • 2017年12月時点で、バフェットはIBM株をほぼ全て売却した。
  • ロマンを追い求め、これからもIBM株を保有し続け、買い増していく。