ドラクエ11発売とスクウェア・エニックスの株価と考察


7月29日(土)に、ドラゴンクエストの11作目が発売されました。

10作目はオンラインだったので、オフラインのナンバリングタイトルとしては8年ぶりの新作になります。

私はがっつりドラクエ世代で、しかも今作はサブタイトルが「過ぎ去りし時を求めて」となっているように、過去の作品との関連性を匂わせる作りとなっています。

そのため、今作にはかなり心惹かれるのですが、今回はゲームの内容ではなく、ドラクエ発売前後の(株)スクウェア・エニックス・ホールディングスの株価の動きを見てみたいと思います。

私は基本的に長期投資を行っていますが、たまにはギャンブル的な「投機」で利益を上げることができないか、ということで、スクエニの株価を調べてみました。




ドラクエ7~9発売前後のスクエニ株の動向


では、ドラクエ7~9の発売日前後のスクエニ株の動向を表やグラフで示してみます。

ドラクエ6以前については、株価の情報を得られなかったので省略します。

ドラクエ7について


まずはドラクエ7(2000年8月26日)発売前後の動向がこちらです。
日付終値
2000年9月1日3,606.67
2000年8月31日3,500
2000年8月30日3,600
2000年8月29日3,506.67
2000年8月28日3,606.67
2000年8月27日3,800
2000年8月26日3,800
2000年8月25日3,800
2000年8月24日3,806.67
2000年8月23日3,746.67
2000年8月22日3,893.34
2000年8月21日3,966.67
ドラクエは、3を発売した際に、学校を休んで購入する生徒が多かったことから、4以降の発売日は土曜日になっています。

そのため、発売日の8月26日と翌日の27日は土日となっており、株価の変動はありません。

ドラクエ7は、プレイステーションで発売された唯一のドラクエです。

PSの後期に発売されたにもかかわらず、CGの出来があまり良くなく、ストーリーも救いのないものが多いようで、好みが分かれるものになっています。

ドラクエ8について


続いて、ドラクエ8(2004年11月27日)発売前後の動向です。
日付終値
2004年12月3日3,050
2004年12月2日3,030
2004年12月1日3,000
2004年11月30日3,000
2004年11月29日3,030
2004年11月28日3,060
2004年11月27日3,060
2004年11月26日3,060
2004年11月25日3,050
2004年11月24日3,000
2004年11月23日2,965
2004年11月22日2,965

ドラクエ8は、PS2で発売された作品で、マップやキャラクターが全て3D化されています。

この作品は、過去作との繋がりや、ラスボス戦の音楽の盛り上がり等から、人気が高いようです。

ドラクエ9について


最後にドラクエ9(2009年7月11日)発売前後の動向です。
日付終値
2009年7月17日2,145
2009年7月16日2,065
2009年7月15日2,085
2009年7月14日2,040
2009年7月13日2,085
2009年7月12日2,185
2009年7月11日2,185
2009年7月10日2,185
2009年7月9日2,215
2009年7月8日2,295
2009年7月7日2,330
2009年7月6日2,350

この作品は、ドラクエのナンバリングタイトルで初めて携帯機(ニンテンドーDS)で発売されました。

ストーリーは、ラスボスの生い立ち等、やや暗めだったと思うのですが、まあ暗いのもドラクエっぽいんじゃないかと思いました。

携帯機であることを活かしたすれ違い通信等、新しい試みがなされています。


ドラクエ11発売前のスクエニ株の動向との比較と雑感


ドラクエ11について


では、今回のドラクエ11発売前の株価の動向を見てみます。

発売前のスクエニの株価は、このようになっています。
日付終値
2017年8月4日
2017年8月3日
2017年8月2日
2017年8月1日
2017年7月31日
2017年7月30日3,600
2017年7月29日3,600
2017年7月28日3,600
2017年7月27日3,620
2017年7月26日3,635
2017年7月25日3,635
2017年7月24日3,630

ドラクエ11とドラクエ7~9までの株価の動向の比較と雑感


そして、今回のドラクエ11の発売日前の株価の動向と、ドラクエ7~9までの発売日前後の株価の動向を比較したものが、以下のグラフです。

このグラフを見ると、発売日後には株価がいったん下がり、4~5日後から株価が回復していくパターンになっていることが分かります。

おそらく、発売日前に材料が出尽くしたことで株価が下落し、その後に販売数等が分かると、業績への期待が膨らみ、株価が上昇するものと思われます。

今回もこのようなパターンが繰り返されるのであれば、今日(2017年7月31日)は株価が下落し、今週後半にドラクエ11の販売数が分かってくるにつれて、株価が上昇してくるものと思われます。

投機については、自己責任ですが、このパターンを信じて、スクエニ株に投機してみるかどうか、悩むところですね。




ドラクエ11に関する考察と期待


ドラクエ発売前後のスクウェア・エニックスの株価の動向について触れましたが、せっかくなので、ゲームについても少し考察したいと思います。

ドラクエは、大きく、1~3までのロトシリーズ、4~6までの天空シリーズ、7以降のその他のシリーズに分けられます。

今回の11作目は、前述のようにサブタイトルが「過ぎ去りし時を求めて」となっており、過去作との関連性が匂わされています。

過去作との関連性


例えば、発売日前の情報では、以下のようなものがあります。
  1. 主人公の持っている剣が、1~3の勇者が使っていた「ロトの剣(王者の剣)」や4~6の「天空の剣(ラミアスの剣)」に似ていること
  2. 世界が「ロトゼタシア」と呼ばれており、世界地図がドラクエ1のアレフガルドに近い形をしていること(個人的にはあまり似てるとは思いません…)
  3. ドラクエ3のオーブのようなものが存在していること
  4. 主人公や仲間の紋章が、ドラクエ4~6の天空装備の紋章と似ていること
  5. ドラクエ4~6のように、世界樹とマスタードラゴンのようなものが存在していること(世界樹は3にも存在)
  6. ドラクエ11にはPS4版と3DS版があるが、3DS版には「時渡りの迷宮」なるものが存在し、過去作の世界に行けること
ロトの剣(左)と
天空の剣(右)
ドラクエ11の主人公が持っている剣
(もうそのまんまですね…笑)

いや、本当に多いですね。もうおっさんをターゲットにしているとしか思えない笑

過去作との関連性と今後の展開についての考察


では、ドラクエ3世代として、真剣に考察を行ってみたいと思います。

ドラクエ11の主人公がロトの剣を持っていることや、3でしか出てこなかった敵(ライオンヘッド)がいることからすると、1~3の過去か未来の話なのかなと思っています。
ライオンヘッド
そして、ロトシリーズの世界であれば、その時系列を知ることができる、「ゴーレム」というモンスターがいます。

ロトシリーズは、ナンバリングでいうと3→1→2の順で時間が流れているのですが、ゴーレムは3と1の間に造られた設定になっています。

事前に公開されている情報では、ドラクエ11にはゴーレムが存在していることから、少なくとも3以降の話なのではないかと推測されます。私は、2の後の話ではないかと思っています。
ゴーレム(左)

続いて、天空シリーズとの関係ですが、天空シリーズは、6→4→5の順で時間が流れています。

ここで、ドラクエ11の仲間を見てみると、ドラクエ6の主人公と酷似した仲間がいます。
左が6の主人公、右が11の仲間
たしか、4と5には青髪の主人公や仲間は出てこなかったと思います(あ、5のフローラが青髪でしたね…)。

そこで、この11の仲間は6の主人公の先祖ではないかと考えて、11は6の前の話ではないかと。

このように考えると、ドラクエ11は、2の後、6の前の話で、ロトシリーズと天空シリーズを繋げる話ではないかと思っています。

主人公が勇者の「子孫」ではなく「生まれ変わり」と呼ばれている点など、他にも気になる点はいくつもありますが、時間ができたら購入してやってみたいと思います。

ドラクエ11から今後の展開への期待


ドラクエ11は、PS4版と3DS版が存在しており、PS4版は、キャラクターやマップが3Dとなっており、3DS版は、ファミコン、スーファミなどのドラクエに雰囲気が近い2D版が存在します。
左がPS4版
右が3DS版
今回の3D版と2D版の同時発売は、過去作を3Dでリメイクする布石ではないかと思うのです。

個人的には、生まれて初めてやったドラクエがFC版のドラクエ3だったこともあり、ドラクエ3を3Dでリメイクしてほしいなと思っています。
できればこの絵柄がいいですね…


そしてまとめへ…


  • ドラクエ発売日の直後はスクエニ株は下落し、発売日から4~5日後から回復していくというパターンが多い。
  • ドラクエ11は、2の後、6の前の話で、ロトシリーズと天空シリーズを繋げる話ではないか
  • ドラクエ3の3Dリメイク希望。