2017年上半期のPM、IBM、ABBVのリターン

以前のダウの犬などを紹介した記事で、ダウの犬などを構成する銘柄で気になるものとして、以下の3つを挙げました。

  • PM(Philip Morris International)
  • IBM(International Bus. Machines)
  • ABBV(AbbVie)
今回は、この3つのアメリカ企業の株の、2017年上半期の状況を紹介したいと思います。




PM、IBM、ABBVについて


PMは、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く、世界最大のたばこメーカーです。
「マールボロ」といった製品が有名ですが、最近では、IQOS(アイコス)などといった電子タバコも人気です。

IBMは、言わずと知れたコンピュータ関連のサービス、コンサルティング会社です。
近年は、「ワトソン」といった人工知能を使ったサービスも提供しています。

ABBVは、「ヒュミラ」という世界売上トップの関節リウマチ薬で有名な、大手製薬会社です。ちなみに、「ヒュミラ」の特許は2016年に切れています。

私は、①配当、②配当増加率、③PERなどといった点から、これら3つのアメリカ企業の株について、気になる銘柄として挙げていました。


2017年上半期を終えた状況


では、これら3つの株式について、2017年の始めに購入して上半期終了まで保有していた場合、どの程度のリターンが得られたのでしょうか。

GoogleFinaiceで調べた結果としては、以下のようになっています。なお、括弧内は、配当金を加えたリターンとなっています。

PMは黄色、IBMは赤色、ABBVは青色で示されています。
  • PM +28.39%(+30.66%)
  • IBM -10.67%(-8.99%)
  • ABBV +15.78%(+17.82%)

リターン比較後の雑感


残念ながら、私がNISA枠で購入したIBMのみがマイナスとなる結果となってしまいました…

IBMは、以前も述べましたが、IBMの大株主である著名投資家のウォーレン・バフェットが、保有するIBMの評価を下げてその1/3を売却したこと等から、大幅に下落してしまいました。

PMについては、電子タバコ市場が期待されていることが、株価の上昇の原因かと思われます。

また、ABBVについては、バイオ後続品の発売が遅れて「ヒュミラ」の特許切れによる減収影響が少ないと判断されたことが、株価が下がらずに上昇した原因かと思われます。

このように、個別銘柄を選ぶのはなかなか思い通りにはいきませんが、NISA口座はトータルではプラスになっているので、まあ良しとしたいと思います。

うーん、PMかABBVを購入しなかったことが悔やまれますね…笑


今日のまとめ


  • 2017年上半期のPM、IBM、ABBVのリターンを比較した。
  • 私が購入したIBMのみマイナスとなっていたが、めげずに長期投資を続ける。