そして、日本の株式会社と異なり、多くの会社が配当金を毎年増額します。
2019年1月~2月には、私が保有する以下の個別株について、配当金が増加しました。今回はこれらの増配額などについて紹介します。
- ホーム・デポ(HD)
- ウェルズファーゴ(WFC)
- シェブロン(CVX)
ホーム・デポ(HD)の増配について
ホーム・デポ(The Home Depot:HD)は、アメリカのジョージア州に本社を置く住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンです。
去る2月26日、ホーム・デポは、配当金を32%増額し、1株あたり1.03ドルだった配当金を1.36ドルとすることを発表しました。
例えば、ホーム・デポの株式を100株保有している者は、これまでは1年に412ドル(103ドル×4回)もらえていた配当金が、今後は544ドル(136ドル×4回)に増加します。(税金除く)
直近5年間の配当金等は以下のとおりで、平均増配率は23.4%です。
ウェルズファーゴ(WFC)の増配について
ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo & Company:WFC)は、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、2017年7月現在アメリカ合衆国で最も支店数が多い金融機関です。
去る1月22日、ウェルズファーゴは、配当金を4.7%増額し、1株あたり0.43ドルだった配当金を0.45ドルとすることを発表しました。
直近5年間の配当金等は以下のとおりで、平均増配率は5.2%です。(※1年間の配当金を基準に算出)
シェブロン(CVX)の増配について
シェブロン(Chevron Corporation:CVX)は、カリフォルニア州サンラモンに本社を置く石油関連企業で、スーパーメジャーのうちの1社です。
去る1月30日、シェブロンは、配当金を6.2%増額し、1株あたり1.12ドルだった配当金を01.19ドルとすることを発表しました。
直近5年間の配当金等は以下のとおりで、平均増配率は2.7%です。(※1年間の配当金を基準に算出)
サラリーマンの給与の平均昇給率との比較
日本のサラリーマンの給与の年間平均昇給率は、約2%と言われています。
今日紹介した中で最も平均増配率が低いシェブロンでも約2.7%の増加となっており、サラリーマンの平均昇給率を1%近く超えています。
また、最も高いホーム・デポに至っては、平均増配率は23.4%。これは、例えば月収30万円のサラリーマンの給与が1年で37万円に上がるようなものです。(あり得ない…)
このようなことを考えると、サラリーマンであっても、なるべく早くから株などの投資リターンを得られる環境を構築することが重要ではないかと思っています。
今日のまとめ
- 2019年1月から2月にかけて、ホーム・デポ、ウェルズファーゴ、シェブロンが配当金を増額した。
- 3社の平均増配率は、いずれもサラリーマンの年間平均昇給率を上回っており、投資リターンの増加率が労働収入の増加率を上回ること(r>g)を証明している。
- サラリーマンであっても、なるべく早くから投資リターンを得られる環境を構築するべき。