2019年10月から消費税が10%に増税されましたが、これと併せてキャッシュレス・消費者還元事業も開始しました。
キャッシュレス決済にはPayPayなどのQRコードを利用するもの、Google Pay等のNFCを利用するものや、クレジットカードなど、様々なものがあります。
そして、政府の還元事業に加えて、キャッシュレス決済を提供している業者も個別にキャンペーンを行っています。そのため、還元制度がかなり複雑になっています。
そこで、今回は、私が考える10月以降に少しでも還元率を上げる決済方法を紹介したいと思います。
キャッシュレス決済の還元キャンペーン
2019年10月1日現在、還元率の大きいキャンペーンを行っているキャッシュレス決済は、①d払い、②三井住友カード、③JCBカードです。
①d払いは、9/14~10/14までの間、決済額の20%のdポイントが還元されます。(上限は1,000円/回、全体で3,000円)
②三井住友カードは、入会月の2か月後末までの間、利用額の20%が還元されます。(上限12,000円)
③JCBカードは、8/16~12/15までの間、JCBカードをApple Payまたは Google Payに設定して利用すると、利用額の20%が還元されます。(上限10,000円)
これらを踏まえて、どのキャッシュレス決済がお得なのか、還元率の順位を見てみます。
還元率の高いキャッシュレス決済ランキング(キャンペーン利用時)
第1位 d払い+三井住友カード
1位は、d払いの支払方法を三井住友カードにしてd払い決済を行う方法で、還元率は40%~45%です。
還元の内訳は、d払い20%+三井住友カード20%+還元事業対象店舗ごとの還元率(0%or2%or5%)ということになります。
第2位 楽天ペイ+Kyash+三井住友カード
2位は、楽天ぺイの支払方法を、三井住友カードを登録したKyashにして楽天ペイ決済を行う方法で、還元率は26%です。
内訳は、三井住友カード20%+Kyash1%+還元事業(楽天)5%となります。
Kyashは少し特殊なデビットカードとなっており、詳しくはこちらのHPをご参照ください、
第3位 Kyash+三井住友カード
3位は、三井住友カードを登録したKyashで決済を行う方法で、還元率は21%~26%です。
内訳は、三井住友カード20%+Kyash1%+還元事業対象店舗ごとの還元率となります。
第4位 JCBカード+Apple Pay or Google Pay
4位はJCBカードをApple Payまたは Google Payに設定してQUICPayで支払う方法で、還元率は20%~25%です。
内訳は、JCBカード20%+還元事業対象店舗ごとの還元率となります。
続いて、キャッシュレス決済業者の還元キャンペーンが終わった後の還元率を見てみます。
還元率の高いキャッシュレス決済(キャンペーン終了後)
第1位 PayPay+PayPay残高orYahooカード
1位は、PayPayの支払方法をPayPay残高orYahooカードにしてPayPayで決済を行う方法で、還元率は10%です。
ただし、この10%の還元率となるのは、還元事業の還元率が5%となっている中小事業者の店舗で決済した場合に限られます。内訳は、PayPay5%+還元事業5%です。
コンビニなどで決済した場合には還元率は3.5%となるので注意が必要です、
第2位 楽天ペイ+Kyash+各種クレジットカード
第3位 Kyash+各種クレジットカード
2位と3位は、キャンペーン利用時の2位と3位とほぼ同じで、登録するカードを三井住友カードから各種クレジットカードに変更したものです。
還元率は2位が7%、3位が2%~7%となっており、還元率の内訳は三井住友カードの20%を各種クレジットカードの1%に変えたものになります。
まとめた感想など
しかしなんでこんな複雑な制度になったんですかね… 還元したくないとしか思えません。
還元のために費される人的物的コスト等もあるでしょうし、全体としては、還元事業の期間と同じ期間だけ増税を延期した場合の方がコストが低かったりして笑
というような愚痴はさておき、他にも細かい還元キャンペーン等はありますが、ざっと整理するとこのような順位になるかと思います。
この表を参考に、上の順位の決済方法が使えない場合には一つづつ順位を落としていく、というようにしていけば、ある程度の還元を得られるのではないでしょうか。
これ以上細かく考えても、決済アプリが増えていき決済時に混乱することも多くなるでしょうし、決済方法ごとに還元されたポイントが細分化されて使いづらくなることも考えられます。
なので、私はこれ以上還元制度について深く考えることはやめようと思います笑
まあ、一番注意しないといけないことは、還元率の高低にかかわらず、無駄遣いをしては意味がないということだと思います。
この結果を上手く活用して、余剰資金でアメリカ株、ETFを購入していきたいと思います。